この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
逢いたいから~心で告げた百万回の〝好き〟~
第7章 再会
「残念、私もひそかに狙ってたのに」
ここでも、ユッコは満更冗談ではなさそうな表情で呟いている。
「何言ってるの。ユッコには、生命よりも大切な旦那さまがいるでしょうに」
と、萌はまともに相手にしない。
六月(ジユーン)の花嫁(ブライド)は幸せになれるという言い伝えがある。そして、幸せの絶頂にいる花嫁からブーケを与えられた娘もまた、次の幸せを得られるとも。思いがけずブーケを手にした少女は頬を染めて、周囲からしきりに冷やかされている。
ここでも、ユッコは満更冗談ではなさそうな表情で呟いている。
「何言ってるの。ユッコには、生命よりも大切な旦那さまがいるでしょうに」
と、萌はまともに相手にしない。
六月(ジユーン)の花嫁(ブライド)は幸せになれるという言い伝えがある。そして、幸せの絶頂にいる花嫁からブーケを与えられた娘もまた、次の幸せを得られるとも。思いがけずブーケを手にした少女は頬を染めて、周囲からしきりに冷やかされている。