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逢いたいから~心で告げた百万回の〝好き〟~
第7章 再会
それからしばらく、叔父は延々と想い出話と愚痴ともつかないぼやきを繰り返し、やっと次のテーブルへと行った。次のテーブルでも、叔父はビールを注いで回っているが、招待客から〝おめでとうございます〟と言われる度に、泣いている。
そんな叔父の方をひな壇の亜貴は心配そうに見つめているが、感極まっている叔父は一向に気づいていないようだ。
「やっと行ってくれたね。可愛い一人娘を嫁に出す気持ちは判るけど、ちょっとウザくない?」