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逢いたいから~心で告げた百万回の〝好き〟~
第7章 再会
 彼への想いを断ち切った日、写真館のオーナーは言っていた。祐一郎は大手の写真スタジオの専属カメラマンとして働いていて、普段、ここに来ることはないのだと。
 今、奇蹟的に〝日常〟と〝非日常〟が交わった。祐一郎は萌には、明らかに〝非日常〟の世界に属する人であった。
「親族席に座ってるってことは、萌さんは、新婦さんの親戚ですか?」
 まるで昨日の夕方、〝さようなら〟と挨拶して別れたばかりのような気軽さで話しかけられ、萌は少し戸惑う。
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