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逢いたいから~心で告げた百万回の〝好き〟~
第7章 再会
「良かった、間に合って」
 傍のユッコが意味深な視線で萌と祐一郎を交互に眺めている。
「それじゃ、私は先に帰るわ」
 ユッコは萌に片眼を瞑ると、早口で囁いた。
「本当に単なる知り合い? 今夜、電話するから、どうなったかを教えてよ、あのイケメンカメラマンと」
 〝お先に失礼します〟と、ユッコは祐一郎には、別人のように淑やかな身のこなしでお辞儀をして去っていった。
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