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逢いたいから~心で告げた百万回の〝好き〟~
第8章 Tomorrow~それぞれの明日~
私は十四年前の自分の結婚式のことを思い出して言った。
「私が結婚した頃は、まだ結構、派手な演出が流行ってる時代でしたよ。披露宴の前に、どんな内容にするかって、ホテル側の人と色々相談するじゃないですか。司会を頼んだ方がとにかく派手好きな人だったから余計で、新郎新婦の席の後ろにレーザー光線を当てて、二人の名前を壁に浮かび上がらせるだとか、相合い傘で入場とか、かなり恥ずかしい演出を提案されました」
「私が結婚した頃は、まだ結構、派手な演出が流行ってる時代でしたよ。披露宴の前に、どんな内容にするかって、ホテル側の人と色々相談するじゃないですか。司会を頼んだ方がとにかく派手好きな人だったから余計で、新郎新婦の席の後ろにレーザー光線を当てて、二人の名前を壁に浮かび上がらせるだとか、相合い傘で入場とか、かなり恥ずかしい演出を提案されました」