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逢いたいから~心で告げた百万回の〝好き〟~
第8章 Tomorrow~それぞれの明日~
 祐一郎が笑う。
「で、やったんですか、それ」
 その時、先刻のウエイトレスがまたやって来て、アイスティーとホットコーヒーを置いていった。
 少女が銀盆を抱え、一礼して去ってゆくのを見届ける。身なりはともかく、客に対する礼儀はちゃんと躾けられているようだ。
 見かけによらず、良い娘なのかもしれない 萌は笑いながら首を振った。
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