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12歳年下の彼のお誕生日の話
第8章 沖縄旅行 3日目
まず、ドアを入ってすぐに
コンドミニアムでもここまで無い位
本格的なキッチンが出迎えてくれた。
キッチンスペースの中央に
シンクと一体化した作業スペース
その作業スペースの背面にある
2口のIHコンロはグリルもついてる。
コンロの隣には電子レンジと
オーブントースターに割とサイズが
しっかりとした2ドアの冷蔵庫。
「凄い…デザイナーズマンションみたいな
お洒落なキッチンがあるねぇ…」
キッチンのシンクの前に立って
左側を見るとリビングスペースがあって。
L字型のソファが置かれていた。
そのL字の1辺はカウチソファになっていて
あそこでゆったりと寛ぐ事が出来そうだ。
ソファも…こう…座面の生地が
切り替えがされているデザインで
多分既製品じゃなくて特注で
作って貰ったんじゃないかなって
そんな感じがするデザインだ。
そのソファの前には△の角を
綺麗に削って丸くしたみたいな
そんな可愛いガラステーブルがあって
その前には壁付けのテレビがある。
リビングの奥側にはクイーンサイズの
ベッドがちらっと見えていて。
その奥は…鮮やかなブルーの
ロールスクリーンカーテンが降りている。
『巴さん、リビングの奥のあの
カーテン…開けてみて下さいよ』
「うん、カーテン開けるね…」
カーテンを紐を引いてあげると
目の前に飛び込んで来たのは…
もう1枚、白のカーテンがあって
そっちのカーテンも引き上げる。
ちょっとしたテラスみたいになっていて
お洒落なライトグレーの
リクライニング出来るラタンの
デッキチェアが2つと
お揃いの色合いのラタンの
トップがガラスになった
丸いテーブルが間に置かれていて。
そのデッキチェアの右手に
プライベートプールがあって。
テラスの先には…浅いプールが続いていて
デッキチェアに座ればテラスの先の
浅いプールの先に海が見える
プライベートインフィニティプールがある。
「あれ、プールだよね?
プライベートプール付きって事?」
『そんなに時間ないんですけど、
ちょっとだけ…まだ、外が明るい内に
プライベートプール入りますか?』
「10分でもいいから…入りたいよ」
『僕は夜にも入りたいですけどね?』