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12歳年下の彼のお誕生日の話
第8章 沖縄旅行 3日目
お部屋のプライベートプールは
泳ぐって程のサイズはないが
自分達のお部屋にプールがあるって
この上なく…贅沢だなぁって思う。
水着に着替えて、彼と一緒に
プライベートインフィニティプールを
楽しみながらイチャイチャして。
『気温が高いからか、
プールと言うより露天風呂みたいですね』
「確かに…ちょっと温いかも…?
でも…良かったの?こんな…
プライベートプールがあるヴィラなんて…」
幾ら1日目と2日目を
コスパ重視で選んだとしても
ここは…1泊10万とかしそうだけど…。
『実はの話…なんですけど…
この部屋…アップグレードなんですよ。
僕が予約した方はこっちじゃなくて
プールがない、露天風呂付の
ちょっとリーズナブルな方だったんですけど』
明日はプール付きを予約してたのと
急なキャンセルが出たからと
連泊して下さるのでと……こっちの
プライベートプール付きのお部屋に
1泊目をホテル側のご厚意で
アップグレードして下さったのだそうだ。
『誕生日利用するって
伝えてたから…って言うのもあって。
凄い…サービスって言うか…
お誕生日プレゼント…ここのホテルからも
貰っていまいましたね…、僕…』
元々この沖縄旅行の旅費自体が
誕生日プレゼントでほとんどが
賄えてる感じなのに…と彼が笑って居て。
一体彼は…幾らの旅行券を
プレゼントされたのかと…気になるけど
自宅に…プライベートサウナの
お庭を作ってしまう…西宮の
高級住宅街に一軒家を建てているお家なので。
って…考えてしまって…怖くなって止めた。
「そう言えば…結婚して
しばらくは…あのテラスハウスって
そんな風に聞いてたけど……
港斗君は…将来的には…お家とかって
建てるつもり…で考えてるの??」
と…結婚するとなれば、
その…自分達が住まう…場所は
数年はあのテラスハウスで良いとしても
その先はどうなんだろうと、
不意に気になってしまって。彼にその
疑問をぶつける様に質問をした。
『うちの両親…あの西宮の家
その内売るつもりでいるみたいなんですよ』
「え?あの…お洒落なお家を?売っちゃうの?」
『すぐじゃないですよ?まだ
新しく住む予定の場所は工事中なので』