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12歳年下の彼のお誕生日の話
第9章 港斗君の誕生日

『巴さんッ…今…、僕の事…』

「うん、港斗って…呼んだよ?
へへ……ッ…何か…意識しちゃうと
変な…感じ…だね?港斗……」

『巴…さ、っと…巴…っ…』

そのままキスをされて…
ベッドの上に押し倒されてしまって。

『巴…ッ、好き…です…巴…ッ』

「あん…、待って、待って。
港斗……名前、呼び過ぎだよ?」

『だって……嬉しい…から…つい…ッ』

名前を呼び過ぎだと指摘されて
シュンとしちゃう彼が可愛くて、
ちゅう…っと自分から彼に
巴がキスをした。

その後は…彼に…何度も…
数えきれないぐらい…に
巴って呼び捨てで…呼ばれながら。

彼の好きに溺れそうな…
そんなえっちをしたんだけど…。

ドクドクっと…自分の中で
彼のペニスが…精液を吐き出して居て。
グイっと…彼の腰に絡めていた
自分の足で彼の腰をギュウウと
抱く様にして引き寄せると、
自分から…ねっとりと彼の舌に
自分の舌を絡めつける。

『…ずっと…巴と…、こうして
繋がったままで…居たい気分ですよ』

「んっ、港斗ッ…んっ、ンんッぁっ…」

しばらくの間…行為の余韻に浸って。
一緒にシャワーを…浴びに行きませんかと
彼がそう声を掛けて来て。

ベッドからバスルームへと移動する。
ざあぁぁっと…シャワーを軽く
全身に浴びて…洗い流すと。
お互いの身体を手の平に付けた
ボディソープで洗い合いっこをした。

シャワーの後は…備え付けの
ホテルのパジャマを着て。

『さ、巴…。身体…流せたら
あっちのベッドで…そろそろ寝ましょうか』

彼からのご希望で、今日…は
ゆっくり過ごす事になってるから。
そのまま…大きなプールが見える窓の前の
クイーンサイズのベッドに一緒に横になった。

「おやすみ、港斗」

『おやすみなさい…、巴…』

カチッ…と…部屋の明かりを落として、
ベッドの中で指を絡めて手を繋いで
一緒に…眠りにへと…落ちて行った。


ーーーー
ーーー
ーー



2024年7月10日

何時もの時間のアラームで
目を醒ましてベッドから
抜け出そうとしたのを…彼に
ベッドの中に…引きずり戻されてしまう。


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