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12歳年下の彼のお誕生日の話
第2章 2024年7月6日

エステが終わった後は
美咲さんのサロンのお化粧品で
メイクをバッチリさせて貰って。
美咲さんが用意してくれたケーキを
美咲さんが淹れてくれた
ハーブティーを頂いて。
もう既に…貸し切りのサロンで
女子会が始まってしまっていたんだけど。

『友坂さんの所はどんな感じなの?
確か、4月から同棲してるって
千冬も…言ってたけど……』

「あ、…はい…、今日…彼と
指輪を選びに…行ってました…」

と…今日、彼と一緒に
結婚指輪を選んで来たと話すと
2人がこっちの方を
驚いた顔をして見ていて。

『と、巴姉サンッ、い、いよいよですか?
いよいよ、生田サンと結婚ですか??』

「結婚と言うか…入籍するだけ…と言うか…」

『それは…結婚するってことよね?
あらぁ~、いいわぁ。
素敵ねぇ、おめでたい事じゃない~』

美咲さんからは、淡路島の
ニジゲンノモリの所にある
グランシャリオ北斗七星135°の
お話をしてくれて、
明日から沖縄に行くと言う話をすると。
また沖縄の話を聞かせてねと
ニコニコしながら美咲がしていて。

『あら?まぁ…やだわ…。
お話が楽しくて…話しすぎちゃってたみたい
ああ、これ…蛯名さんにあげるわね?
デリケートゾーン専用の液体石鹸』

デリケートゾーンのお肌に
潤いを与えて美白とデオドラント効果がある
そんなデリケートゾーンの
フェムケアソープの試供品と。
吐息をいい香りにしてくれる
ダマスクローズのオイルのサプリを
明日のお守りに
飲んでねとプレゼントしていて。

『あ、…今…飲んでみる?』

そう言ってローズのオイルが入った
ソフトカプセルを2錠、
葵ちゃんと私に手を出すように
美咲さんが言って、手の上に
飲んでみてとカプセルを置いてくれた。

ふんわりと…自分の手の上の
カプセルから既にバラの香りがしていて。

『美咲サン、これ…いい香りがしますね』

『でしょ?私も…ずっと飲んでるのよ』

「本当だ…カプセルから…
いい香りがしてる……」

何だかバラのオイルを使ってると聞くと
飲んでしまうのが惜しい気持ちになるけど。

と…バラのカプセルの話で
また話が盛り上がってしまっていて。

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