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12歳年下の彼のお誕生日の話
第2章 2024年7月6日
『そうよねぇ~、でも
それだけ彼の方も…真剣に
蛯名さんの事を考えてるから
その部屋がいいかなって
考えてるって事でしょ?』
と美咲が話をして来て
聞こえない様にしていた会話が
美咲さんには聞こえてたみたいで。
須磨シーワールドホテルの
その部屋の様子とかも
テレビのニュースで紹介されてたから、
葵ちゃんもそのニュースを見ていたみたいで。
『あ、エビちゃん…その…今
聞いた話…は…明日…小林君には…』
『大丈夫です…、私…言ったりしませんっ。
し…ませんけど…、嬉しくて……。
テレビで…ちらっと見ましたけど
その……小林サンが…予約してくれようと
してた…って言う…部屋って
凄い…いい…お部屋…ですよね?』
美咲さんは…いつもいいホテルに
ご主人とお泊りしに行ってるし。
その目が肥えてる美咲さんが
気になってると言っていた
その須磨シーワールドの部屋を
予約しようとして彼が
考えてくれていたのが
嬉しかったと…葵が嬉しそうに話して居て。
港斗は…その葵の顔を見ながら
あの1日の男子会で、有翔が
気にしないで良いんじゃない?と
話をしていたのを思い出して。
確かに有翔の言う通りに、
エビちゃんなら小林君が…
下手くそだったとしても、
早かったりとかしたとしても…
受け入れて一緒に頑張りましょうとかって
言ってくれそうな…気がする…な。
『でも…蛯名さんは…
綺麗に全身脱毛してるし…。
お泊りの朝が気になるんだったら
アートメイク…得意でしてる
クリニックしてる…知り合いもいるし
眉毛とまつげだけの専用の
サロンしてる知り合いもいるから』
お泊りデートもする様になるんだったら
すっぴんを見せる事になるから、
すっぴんにも気合を入れないとねぇと。
ニコニコしながら美咲さんが話をしていて。
「眉毛の専用サロンなんてあるんですか?」
『そうそう、
ハリウッドブロウリフトって
施術をねしてくれるサロンなんだけど』
美咲さんもそのお友達のサロンで
ハリウッドブロウリフトって言う
施術をして貰っているのだそうで。
そのサロンのお友達紹介
割引チケットを貰ったんだけど。