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12歳年下の彼のお誕生日の話
第3章 2024年7月7日

神戸空港は2階が出発ロビーがあるから
荷物があるのでエレベーターで2階へ上がって
空港会社の受付カウンターに行って
搭乗のチェックインをして、
持っていたキャリーバックを預ける。

『身軽になりましたし、保安検査済ませて
このまま、朝ご飯行きましょうよ』

保安検査場の先の飛行機に
搭乗する人しか入れないエリアにある
黒レンガ倉庫 QUICK & GOOD TASTEで
朝ご飯に生フレンチトーストを頂いて。

『ここの生コーヒー好きなんですよねぇ。
空港価格で…普段だったら、ん~って
思っちゃいますけど、旅行の時だから
財布の紐も緩んじゃいますね…』

腹ごしらえをした後は、お土産物屋さんを
見て回ったりとかお手洗いに行ったりして。
飲み物も…買って置いて。
搭乗開始の案内を搭乗口に移動して
彼と一緒に待つ事にした。

『エビちゃんは…小林君とは
何時に待ち合わせなんですかね?』

そう言いながら須磨シーワールドの
営業時間を調べてくれていて。
でもいつも出掛ける時の
待ち合わせは9時だから。

「いつも9時だから、9時かな?
試しに葵ちゃんにLINEしてみるね?」

まだ7時台だし流石に、この時間は
エステの最中だろうから、美咲さんの
サロンで施術中だろう葵にLINEを送ってみた。

エステ中の葵ちゃんからは、
ドキドキしてますぅ~っとスタンプが来て。
今はエステ中ですと言う自撮りと、
待ち合わせは9時だと返事があった。

搭乗口の窓の外には
今から乗る飛行機が見えてるから。
その自分達が乗る飛行機の写真を撮って、
葵ちゃんにLINEで画像を送って置いた。

折角だから前に行って一緒に
写真撮りましょうよと港斗君が
言って来たので、彼に飛行機と
一緒に写真を撮って貰って
私も彼と一緒に撮ってあげた。
そうしてると受付の係の人が
記念撮影致しましょうかと
声を掛けて下さったので、
大人がはしゃいですいませんと言いながらも
ありがたく写真を1枚撮って貰った。

『飛行機…乗るの、コロナあったりして
僕、めっちゃ久しぶりなんですよ。
やっぱり飛行機見ると、
テンション上がりますねぇ~』

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