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12歳年下の彼のお誕生日の話
第3章 2024年7月7日
到着地の沖縄那覇の現在の
お天気と気温、
那覇には定刻通りに10:05分に
到着する予定になっているとの事だった。
神戸空港から沖縄の那覇空港までは
大体…約2時間のフライトとなる。
ちなみに…兵庫県にあるもう一つの
空港である伊丹空港からでも
沖縄の那覇までは
同じ約2時間のフライトだ。
車とかで移動したら、
神戸空港から伊丹空港って
割と距離あるけどなぁ…と思いつつ。
座席の網の所にセットされている
沖縄の観光案内のパンフレットや
機内案内のパンフレットを見たりして。
『飛行機乗ってても
Wi-Fi使えるから良いですよね』
2時間ぐらいの時間だったら
Wi-Fiあったら退屈しないしな…。
葵ちゃんからLINEが来てるかなって
思ってLINEチェックしてみたけど
葵ちゃんからはLINEは来て無くて
その代わりに妹の千冬から
バッチリ可愛く仕上がりましたと
メイクとヘアセットが完成した
葵ちゃんの画像が送られて来て居て。
「見てみて、ほら、港斗君。
葵ちゃんのメイク…した後の画像
うちの妹が送って来てくれたの」
自分のスマホに送られて来た画像を
隣に座っている彼に見せる。
『流石…巴さんの妹さんですね。
エビちゃんの…ヘルシーな
感じの元気さ…に…良い感じに
儚さと言うかふんわりとした
女性らしさがプラスされてますね…』
「…………」
『きょ…今日の巴さんの
ファッションも…メイクも…
沖縄の南国ムードにピッタリですよ?』
「いや…慌てて褒め直して
貰わなくても…葵ちゃんに
ヤキモチ焼いたりしないって…」
『(でも…ちょっと位は…
したんじゃないんですか?)』
そう彼がこっちの耳に手を当てて
内緒話をする様にして囁き掛けて来て。
「……ま、…まぁ…
ちょっとぐらいは…したかも…?
自分から可愛いって思って
港斗君に画像見せて置いて、
おかしいなとは…自分でも
矛盾は…感じてるには…感じてるけど…」
ニコニコと嬉しそうにしながら
彼がこっちを見て笑って居て。
『可愛いですね、僕の巴さんは』
「そ、そんな褒めても…何も出ませんっ…」