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第5章 ７月７日　PM編

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第一牧志公設市場の
近くの駐車場まで戻って来て。

次は水族館に行こうと提案された。

沖縄で水族館と言えば…、
有名なのは美ら海水族館だけど。

今から那覇から本部まで行くの…？

『美ら海水族館は…行きませんよ？
近くにあるんですよ、水族館が…』

国際通りの辺りから、
沖縄本島を南に移動する事
２５分ほどで…アウトレットモールの
あしびなーの近くにある
DMMかりゆし水族館に到着した。

『巴さんは…ここは来ましたか？』

前に雄介さんと来た時には
ここにある水族館には来ていないので
来てないと首を横に振った。

DMMかりゆし水族館は２０２０年に
出来た新しい水族館で、あの…
CMのフレーズが脳内再生されてしまう
DMMグループが運営をしている。

券売機で大人２８００円の
チケットを購入して水族館に入った。

入口で専用アプリをダウンロードすると
生き物集めをする事ができるようだ。

『折角ですし、
アプリ入れて行きましょうか』

『うん、そうしようか…』

入口で専用アプリをダウンロードして
一番最初に出迎えてくれたのは、
沖縄らしい熱帯魚の水槽…ではなくて。

小さな映画館の様なシアタールームで。

DMMらしい……多面スクリーンと
サラウンドで臨場感のある
沖縄の自然の美しさを…
楽しめる様になっていて。

その先では…ゆらゆらと水草が揺れる
大きな淡水魚の水槽が待っていた。
ネオンテトラなんかの
ペットショップに居る感じの魚が泳いでいる。

その水槽は周囲の木々や岩場と
一体化したような…感じになっていて
小さな滝が流れていて、スモークが
そこから出て来ていて水槽以外の場所も
気になってしまうような感じだ。

その先のジャングルに迷い込んだような
大きなガジュマルの木があって。
熱帯を思わせる木々や草が茂っている。

『ジャングルになりましたね…』

お魚だけじゃなくて、爬虫類…
両生類なんかも展示されていて。
神戸のアトアにも居た
水玉模様の淡水のエイや、
ピラルクやグレコ…、
アリゲーターガ―なんかが展示されている。

上のウッドデッキに昇れるようになていて
上からエリアを見降ろす事が出来るんだけど。