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12歳年下の彼のお誕生日の話
第5章 7月7日 PM編

『ちょっと休憩したら
公設市場に夕飯食べに行きましょうよ』

「うん、そうだね……」

ちょっとだけ…お部屋のソファで
一休みしてから、歩いて13分程の
距離にある…沖縄と言えばの
観光地としても人気のある
第一牧志公設市場を目指した。

2019年からは仮設で営業をしていたが
2023年3月に元の場所に、
リニューアルオープンした。
第一牧志公設市場のルーツは
戦後に自然と発生した闇市なのだそうで。

1950年に元々は闇市だったのを
沖縄県が纏めて市場にしたのが、
この第一牧志公設市場で。
県民の台所として親しまれて来た。

前は古臭い感じの…老朽化が目立つ
建物で暗い…感じもあったけど
広い吹き抜けの開放的な空間の
明るい印象になっているが、
あの元々の色々な物がある
カラフルでごちゃごちゃとした
らしさも…ちゃんと残っていて。

市場の中に足を踏み入れた時に
鼻に感じる…らっきょうの漬物の
あの匂いは…健在でちょっと安心した。

1階は沢山の鮮魚店と、精肉店
加工食品を扱う商店が並んでいて
鮮魚のコーナーは…声掛けが凄くて
中々…先に進めない感じだった。

『お兄さん達、夕飯はまだ?
市場は初めて?ハリセンボン食べた事ある?』

カラフルなお魚に目を奪われていると
お店のおばちゃんに声を掛けられた。
ノリは大阪のおばちゃんと
同じ様な勢いがあるんだけど
横から来た観光客の人が
中国語で話しかけたら中国語で対応してて。
バイリンガルなおばちゃん…
カッコイイとなってしまいつつ…
その対応中に隣のお店に移動して。

『巴さん…これ、見て下さいよ
めっちゃいデカいエビ居ますよ?』

『ウシエビ…食べてみる?』

お店の人が教えてくれたのだけど
ウシエビと言うこの大きなエビは
ブラックタイガーなのだそうだ。

『これ…凄い…大きな貝…』

『それは、夜光貝ね…。
貝殻も…綺麗だよ?』

大きなサザエみたいな
インパクトが凄い貝で…。
その大きな貝と、お刺身の盛り合わせと
沖縄の県の魚であるグルクンを購入して。




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