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12歳年下の彼のお誕生日の話
第6章 7月7日 夜編
『キス…しても…いい…ですか…?』
『あっ…ちょっと…待って…下さい…』
そう言って葵がベッドの縁に
腰を掛けていた状態から
上にグイっと…上がって…
腰から下のベッドの上に乗せる。
『すい…ません…でした、どうぞ…』
『………す…いません…僕が
あんな風にしたから…、何だか…
しっかりしなくちゃって…
葵さんの事、ちゃんと…リードして
男らしく振舞わないとって思うと…
肩に力が…入っちゃう…みたいです…』
格好悪い…ですよね?と
小林が今の自分の事を
自虐するようなニュアンスでそう言って。
『わ…私も…その……、
えっち…は…看護学生時代に
お付き合いをしていた…彼としか
した事…が…ないので……。
こっちも…どうしたらいいのか…
良く分からない…感じ…ではあるんですがッ』
脱ぎっと…葵が
ワンピースの上に着ていた
重ね着風のシアー素材の
半袖のトップスを…脱いでしまって。
『ちょ…っと……、あのッ…
葵さんッ…何でッ…』
『壮太サンも…脱いで下さいッ、
えっち…に関しては…
私も…壮太サンも…初心者…なので…
下着…から…始めましょう…!』
そう…言われて…はいと
素直に返事をして…
自分が着ていた服を脱いで
トランクス…1枚になると…。
葵は葵で着ていたワンピースを脱いで
ハーフアップにしていた髪の毛を解いて。
ブラとショーツだけの姿になっていた。
『………』
下着を褒めろと…教えられていたのに
目の前にある…その肢体に
目を奪われてしまって居たのは確かで。
『そ…そんな、…手足も長くないし
スタイル…抜群ではないですが…ッ…』
スレンダーな…モデル体型だった
美海さんに比べると…、
全体的に…柔らかそうで…、
太っている…訳…ではないけど…
色の白い…きめ細やかな肌をしていて…。
『凄く……綺麗…です……、あの…ッ
葵さんに…触っても…大丈夫…ですか?』
このままずっと…眺めていたいと言うか
既に…見てしまって居て……。
恥ずかしそうにしている…その顔を見て
ハッと我に返って…、葵に恥ずかしい思いを
自分がさせていた事に気が付いた。
『あっ…、で…電気ッ、
…部屋の明るさ…調整しますね…』