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12歳年下の彼のお誕生日の話
第6章 7月7日 夜編
経験が…1人しかない…し…
その後の…ブランクも長いなら…。
明るい部屋で…セックスをするのは
抵抗があるだろうから…。
男子会の時に…教わって置いて
いざ…葵の身体を見て
それが綺麗に飛んでしまっていた。
ベッドの頭元の…ツマミとスイッチで
いい感じ…に…薄暗い明るさにして。
『こ…これぐらいで…、
部屋の明るさ…は、大丈夫…ですか?
部屋の…温度とか…暑いとか寒いとか…』
そう…仕事をしてる時の様な
そんな口調で確認してしまって
葵にとって…快適だと感じる
セックスに適した環境を整えて
その最適を憶えたいと…思っていた。
『だっ…大丈夫…ですっ……』
『あの…葵さん…、僕が…
葵さんが…あまりにも可愛すぎて
夢中になりすぎちゃって……。
痛かったりとか…したら…
その…何かをしてるの…遮って貰って
全然…いいんで…肩叩いて
僕の事…止めて、
ストップ掛けて貰って良いですか?』
恥ずかしいから暗くして欲しいが
言えなかったぐらいなんだから、
痛くても…痛いって…
彼女は自分に遠慮して…
伝えられないんじゃないかって…。
『壮太…サン…、わ、わかり…ました…』
『葵さん…好きです…』
『壮太サン…、大好きっ…』
大好きの…破壊力が…絶大過ぎて…
する前に…終わってしまいそう…で…
ダメだと…分かって居ながら…も、
あの時のあの…來翔さんが
僕にくれようとしたお守りを…
貰って置けば良かったと…そんな…
後悔をしてしまいつつ…。
そっと…これ以上…優しくは
出来ないぐらいにソフトに
小林は葵にキスをした…ゆっくりと
唇に唇を押し付けて離すキスをして。
唇で唇を軽く挟む様なキスを
ゆっくりと位置をずらしながらして行く。
スリスリとキスをしながら
葵の両頬を小林が手の平で撫でて
包み込むように両手を頬に沿える。
そう言えば…有翔さんが…
キスをする時に…耳を…
手の平で塞いで…キスをしろって
そんな事を…言ってた気がする…。
チロチロと…閉じている唇を
開く様に促す様にして、
上唇と下唇の間な舌先でなぞって…
ゆっくりと…葵の口腔内に自分の舌を
小林が…そっと…進めていく。