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主婦という枯れない花
第11章 ほぐされる
「雄二さんは誰かにして貰うの?」
「俺もそんな人いないですよ。あと、俺一応、アロママッサージの学校通ったんで、人にしてばかりですね。半分趣味みたいなものですけど」
「そうなの?凄い!」
「凄くないですよ。一時期、副業としてやってましたけどね」
「へぇー。そうなんだ。」
「興味あるならやりましょうか?時々やらないと忘れちゃうから美樹さんさえ良ければですけど」
少し迷う。
「えー。いいよ。悪いし。」
「無料で良いですよをもちろん無理にとは言わないですけどね」
そう聞くと受けないのも勿体無い気もする。
「じゃあしてもらおうかな...」
「ありがとうございます!どうします。おうちお邪魔しましょうか?」
「うーん。いつもはどういう所でしてるの?」
「相手の家だったり友達なら家に呼んだり、あとは知らない相手だとレンタルルームとかかな」
「じゃあレンタルルームかな。」
「分かりました。」

ファミレスを出て駅の近くのコインパーキングに車を止めレンタルルームに向う。彼は車に道具一式を積んでいたらしく大きめのカバンを持って来た。
ルームに入り彼がお風呂にお湯を溜める。
「少し準備するので軽くお風呂入って体温めて下さい。タオル巻いて出てきてください。ブラジャーは邪魔になるので出来れば取ってください。」
彼に紙でできたショーツを渡される。
「汚れるので、これ履いてください」
「分かりました」
言われるがままお風呂に入る。
あったまり体を拭いてタオルを巻いてでる。ベッドのシーツの上にタオルが敷かれアロマキャンドルが焚かれていた。
「いい香り...」
照明は少し落とされ薄暗い。
「後ろ向いてるのでタオル取ってうつ伏せになってください」
言われるがままベッドの上にうつ伏せになる。
背中を彼に向けた状態で頭と腰にタオルが掛けられる
「」
首と肩周りに彼の手か触れる。
リンパを流すように手が私の体の上を滑っていく
「結構凝ってますね。ほぐしていきますね」
「マッサージなんて何年も行ってないですからね」
手が腰の方に降りてきて親指で押される。
少し強めに押されるのが気持いい。
「副業にしておくなんて勿体無いくらい、お上手ですね。」
「ありがとうございます。」
リンパを流すようにマッサージされたりコリを解すように押されたり。女性の身体を熟知しているのだろう。
無料でやってもらうのが申し訳ないくらいだ
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