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主婦という枯れない花
第4章 戻ることの出来ない以前の自分
「私の事は良いよ。遥香はどうなの最近。」
話を逸らす目的も有ったが純粋に気になった。
「私?そういえば最近仕事忙しくて男に有ってないかも。しばらくエッチしてないかな」
「私に言う前に自分がちゃんとしなよ。遥香は独身なんだから」
「男なんてヤりたいときに相手してもらうくらいがいいのよ」
遥香らしい回答だ。昔からそうだった。遥香は高校の時からモテていて彼氏が切れた記憶があまりないが、執着が無く長く続かない印象だ。
「ところで美樹って大人のオモチャって持ってるの?」
急な問いに飲み物を噴き出しそうになる。
「何言ってるの。持ってるわけ無いじゃん。使ったこともないよ」
「オナニーするんでしょ?指だけで?」
「うん...」
相手が遥香とは言えオナニーの話は恥ずかしい。
「遥香は持ってるの?」
私の話をしないで済むように遥香に聴きなおす。
「わたし?持ってるよ」
そう言って寝室から箱を持ってきた。
様々な物が入っていた。使用方法が明らかな物から見たことのないようなものまで様々だった。
「試したいものあったら持って帰っていいからね」
遥香が、からかうように笑う。
私は男性器を摸した物をまじまじと見つめて、ショウ君のペニスを思い出してしまっていた。
「これ?そのまま出し入れしたり、根本が吸盤になってるから何かに固定したりできるよ。こんな露骨なのが気になるんだ?」
そう言って遥香がからかう。
「これなんかお手頃でいいよ。挿入しながらクリトリスも吸ってくれるんだ。ヒーター機能もあるし。最近はこれ使うことが多いかな」
そう言って一つ私に渡してくる。これを遥香が使ってると思うと何かドキドキしてくる。
「絵梨佳ちゃんも居ないんだしこういうの持っててもバレないと思うよ」
「要らないよ」
そう言って遥香に返す。
「まぁ人のお古なんか嫌だよね。まぁネットショッピングでも買えるから興味あったら買ってみなよ。」
そう言って遥香が箱を元の部屋に戻す。

それ以降は高校時代の友達の近況等の取り留めのない話をし盛り上がり、暫くして帰る時間になった。
帰り際、本当に玩具を持って帰らなくていいのか念を押された。昔からそういう事を言って私を困らせるのが好きなのだ。
帰りの電車の中でふと鞄の中の遥香に渡されたポーチを見る。
結局貰ったということは少しそういうことを期待しているのかも知れないなと思った。
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