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主婦という枯れない花
第5章 乱れた温泉旅行
「いるいる。私が何かで噛みつくと『そんなんだから、その年で独身なんだ』とか平気で言ってくるのよ。昭和じゃないんだから。そのくせに私の身体いやらしい目で見てくる事あんのよ。思い出しただけで腹立つ」
「それは酷いね。今日は、そんなやつ忘れよ!」
「そうだね。せっかく美樹と旅行来てるんだし。」
「そうだよ」
やっぱり露天風呂は気持ちがいい。開放的な気持ちになる。
来てよかった。誘ってくれた遥に感謝しないと。
温泉から上がり浴衣に着替え部屋に戻る。少し休憩し夕食の時間になる。食堂に行くと用意されており、金目鯛やお刺身の盛り合わせ等豪華な食事と瓶ビールで乾杯する。1時間ほどで食事を終える。
「少し外で飲み直す?」
「良いねー」
浴衣で二人で外に出る。浴衣で歩いてる人も結構いたので浮いてる事はなかった。
「なんか楽しいね。」
「うん。なんか昔に戻ったみたい。」
そう言って遥香が笑う。わたしは遥香の笑顔が好きだ。
二人で歩いてるとふと声をかけられる。
「すみません。」
振り返ると三十前後の男性二人組が声をかけてきていた。
「お二人ですか?もし良かったら奢るんで一緒に呑みませんか?2人共綺麗だったんでつい声かけちゃいました。」
背の高い表情が優しそうな男性と中肉中背の短髪の男性だった。
「何?ナンパ??」
遥香が応える。慣れているんだろうか。わたしは少し緊張してるが遥香にそんな素振りは見えない。
「私達、あなた達より干支一回りは違うと思うよ。この子は既婚者だしね」
そう言って遥香が牽制をする。
「本当に!?全然見えない!ご家族も一緒なんですか?」
短髪の男の子が聞いてくる。
本音かどうかは分からないが少なくとも私から見ても遥香は四十代には見えない。
「いや、二人で旅行に来てるんだよね」
「だったら一杯だけ奢らせて下さいよ。こんな美人とお酒飲めたら楽しいし。」
背の高い男の子が押してくる。なんだか慣れてそうだ。
「美樹どうする?」
ナンパなんて二十代の頃に少しされただけで勿論ついて行ったことはなかった。
「美樹さんって言うんだ。美樹さんお願い!嫌になったら俺達に水掛けて帰っていいから!ねっ!」
背の高い子が私に懇願してくる。
「えー。どうしよう。遥香は?」
「私は良いよ。奢ってくれるんでしょ?私達呑むよ?」
そう言って遥香が笑う。
「それは酷いね。今日は、そんなやつ忘れよ!」
「そうだね。せっかく美樹と旅行来てるんだし。」
「そうだよ」
やっぱり露天風呂は気持ちがいい。開放的な気持ちになる。
来てよかった。誘ってくれた遥に感謝しないと。
温泉から上がり浴衣に着替え部屋に戻る。少し休憩し夕食の時間になる。食堂に行くと用意されており、金目鯛やお刺身の盛り合わせ等豪華な食事と瓶ビールで乾杯する。1時間ほどで食事を終える。
「少し外で飲み直す?」
「良いねー」
浴衣で二人で外に出る。浴衣で歩いてる人も結構いたので浮いてる事はなかった。
「なんか楽しいね。」
「うん。なんか昔に戻ったみたい。」
そう言って遥香が笑う。わたしは遥香の笑顔が好きだ。
二人で歩いてるとふと声をかけられる。
「すみません。」
振り返ると三十前後の男性二人組が声をかけてきていた。
「お二人ですか?もし良かったら奢るんで一緒に呑みませんか?2人共綺麗だったんでつい声かけちゃいました。」
背の高い表情が優しそうな男性と中肉中背の短髪の男性だった。
「何?ナンパ??」
遥香が応える。慣れているんだろうか。わたしは少し緊張してるが遥香にそんな素振りは見えない。
「私達、あなた達より干支一回りは違うと思うよ。この子は既婚者だしね」
そう言って遥香が牽制をする。
「本当に!?全然見えない!ご家族も一緒なんですか?」
短髪の男の子が聞いてくる。
本音かどうかは分からないが少なくとも私から見ても遥香は四十代には見えない。
「いや、二人で旅行に来てるんだよね」
「だったら一杯だけ奢らせて下さいよ。こんな美人とお酒飲めたら楽しいし。」
背の高い男の子が押してくる。なんだか慣れてそうだ。
「美樹どうする?」
ナンパなんて二十代の頃に少しされただけで勿論ついて行ったことはなかった。
「美樹さんって言うんだ。美樹さんお願い!嫌になったら俺達に水掛けて帰っていいから!ねっ!」
背の高い子が私に懇願してくる。
「えー。どうしよう。遥香は?」
「私は良いよ。奢ってくれるんでしょ?私達呑むよ?」
そう言って遥香が笑う。