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主婦という枯れない花
第5章 乱れた温泉旅行
初めの王様は亮君で遥香が初恋の年齢を答えるというものだった。
「うーん。小学生の時かな?ありふれた話だよ。クラスで一番足の速い子だったかな」
初めて聞いた気がする。
「好きって言ったの?」
私が質問する。
「何あんたもノリノリになってるのよ。向こうから言ってきたよ。」
これも初耳だった。
「えー、初めて聞いた。付き合ったの??」
「言ったことなかったっけ?付き合うって感じでもなかったかな。小学生だし。私の話はここまでね。次行こ。」
次の王様は遥香だった。
「やった!じゃあ3番が初めて付き合った年齢を答える!」
蓮くんにあたった。
「俺か。俺は高校かな。美術部の1年先輩でね。俺から告白した」
「どんな人だったの?」
遥香が聞く。
「明るくて髪が綺麗でね。高2になった時かな。告白して付き合った。先輩が大学入って俺が受験でなんとなくすれ違って別れたけど」
「その先輩とはどこまでしたの?」
遥香がニヤニヤしながら聞く。
「どこまでって。高校生だよ。セックスまでしたに決まってるじゃん」
そう言って笑う。
「男の初体験ってどんな気持ちなの?」
遥が興味深そうに聞く。
「どうって。余裕なかったかなー。うまくできるか不安だったし。お互い初めてだったから。」
「初めて同士だとそうだよね...」
私が思わずつぶやく
「俺の話はここまでね」
次も遥香が王様だった。
「じゃあ2番が初体験の話を告白する。」
2番は私だった。
「私だ...」
「おー!」
男二人が盛り上がる。
「美樹。ごめんね」
「大丈夫だよ。私は高校3年のときだったな。初めて付き合った彼氏だったよ」
「やっぱり痛かった?」
亮君が聞いてきた
「うん。お互い初めてだったから、蓮くんと一緒で余裕なくて」
「どこでしたの?」
蓮くんが聞いてくる
「彼氏の家でだった。血が出るかもしれないって聞いてたからタオル敷いて」
少し恥ずかしかったが答えた。
「なんか興奮するな」
蓮くんがニヤニヤする。
次は私が王様だった。どうしようか迷ったが質問が思い浮かばなかったので1番が王様の肩を揉むにした。
蓮くんが私の肩を揉む。力強い手が私の肩を揉みほぐす。
ふとショウ君の手を思い出してしまう。
こんな手で愛撫されたな。少し変な気持ちになってくる。
次の王様は蓮くんだった。
2番が3番の太ももをマッサージ。
2番は亮君。3番が遥香だ。

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