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主婦という枯れない花
第7章 年の離れた友達
「そういう人とはどういうところで知り合うの?」
興味深そうに聞いてくる。
「まぁ色々だよ。」
「えー!教えてよー」
「こんなところじゃ言えないわよ」
「えー!」
茜ちゃんが拗ねて不貞腐れる。可愛い子だな。

喫茶店での出来事以降、茜ちゃんは良く連絡をくれるようになった。学校での事、アルバイトでの事、友達の事。ラインで長々話したり、時には長めの電話をしたり。
私も年の離れた新しい友達が新鮮だった。

「ふーん。新しい友達が出来たから私とはだいぶ疎遠だったんだー。」
遥香がグラスを一気に傾けビールジョッキを空にする。
「御免って。別にそういうわけじゃないよ。」
遥香は最近仕事の方で新規プロジェクトの立ち上げメンバーに選ばれたとかで忙しそうにしているらしい。何となく気を使って連絡を控えていた。
「冗談よ。忙しいって言ってたから気を使ってくれたんでしょ?でも淋しいなー。そんな仲でもないのに。」
「だから御免って」
「でもその女の子が居てくれて良かった気もするね。そうじゃないと、その拓哉君だっけ?その子のことばっかり考えてたかもしれないから。」
確かにそうだった。もちろん今でも思い出す事あるが、茜ちゃんと話していると考える時間はかなり少なくなっている。楽になってる気がする。
「わかってるとは思うけど、あんたは既婚者なんだから旦那さん以外のセックスは割り切って考えないと駄目だからね」
「うん...」
「まぁバレない程度に楽しみなさい。」
そう言って遥香がおかわりを注文する。
「その茜ちゃんって事、21だっけ?可愛い?」
「可愛いよー。」
「いいなー。私もスーパーでアルバイトしようかなー。大学生の筆下ろし出来るし」
「からかわないでよ」
「で、その子、良かった?」
「何が?」
「セックスよ決まってるでしょ」
「良かったよ。一生懸命で可愛かった。」
「いいなー。私もしたい!」
おかわりがテーブルに置かれる。
「遥香はどうなの?」
「相変わらず全然よ。温泉以降おチンチン見てないわ。あんたと違ってオナニーばっかりよ」
「私だって拓也君と一回しただけだよ。」
「あーあ。こんないい女が二人も飢えているのに、世の男共は何してるんだかねー。」
そう言って遥香がジョッキを一気に傾けた。
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