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主婦という枯れない花
第9章 重なり合う花弁
「うーーん」
まどろみの中差し込む太陽に目を覚まされる。
時計を見ると午前10時を回っていた。布団から体を起こし横のベッドに目をやると茜ちゃんがスヤスヤと寝息を立てている。
昨日はLuminousでの出来事の後、帰ってきて2人でお風呂に入り、直ぐに寝ることになった。お互い濃厚なセックスで体力を消耗していたからだ。
茜ちゃんに私のヘッドで寝てもらい私は絵梨佳の部屋のベッドで眠ろうとしたが、茜ちゃんが一緒に寝ると言って聞かなかったため来客用の布団を引っ張り出してきたのだ。
茜ちゃんは私をベッドに寝かそうとしていたのだが、彼女の方が体力を消耗していそうだったのでベッドを使ってもらう事にした。昔夫と一緒に使っていたセミダブルのベッドなので一緒でも寝れたのだが茜ちゃんが疲れてそうだったので私は布団で眠ることにしたのだ。
茜ちゃんを起こさないように部屋を抜け出し朝食の準備に取り掛かる。
少し遅いのでお昼も一緒に済ませてしまおう。
お米を早炊きでセットしネギとわかめの味噌汁を作り魚を焼く。サラダを盛り付け目玉焼きに取り掛かるところで茜ちゃんが降りてきた。
「あー!一緒に作ろうと思ってたのに!」
「良いのよ。顔洗ってきて」
そう言って目玉焼きを作る。
ちょうどお米が炊けたようだ。
二人でテーブルを挟み配膳をする。
「美味しそう!」
2人でいただきますをし、食べ始める。
「美樹ちゃん、いつもこんなにちゃんと朝ごはん作ってるの?」
「今日は茜ちゃんがいるからだよ。普段はトーストだけだもん」
「まぁそっかー。お味噌汁美味しー!」
「ありがとう」
何も言わずに食べる夫と違って茜ちゃんは本当に美味しそうに食べる。嬉しくなりつい笑顔になる。
「とうしたの?」
私の笑顔に気づき茜ちゃんが聞いてくる
「何でもないよ。茜ちゃんって本当に可愛いね」
「そんな事ないよー」
皆に好かれるんだろうな。そう思いながら他愛のない話をして食事を済ませる。

「洗い物私がするからね!」
「じゃあ任せようかな」
そう言って洗い物に取り掛かる茜ちゃんを残し洗濯物に取り掛かる。本来は明日まとめてでも良いのだが浸け置きしているショーツがあるため今日回すことにしたのだ。
選択を待つ間にコーヒーを淹れ二人でしばし休憩をする。茜ちゃんといるとこんな瞬間も新鮮だ
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