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主婦という枯れない花
第9章 重なり合う花弁
あの日、拓也君が私を誘ってくれたことで茜ちゃんと仲良くなって、今では年こそ離れているものの親友の一人と感じられるまでになれた。
「一つ聞いて良い?」
「うん?何?」
「あの日、拓也が美樹ちゃん送って行ったじゃん。何か言われたりした?結構本気で美樹ちゃんの事、狙ってたらしいし。あの日の後から美樹ちゃんは普通だけど、拓也は美樹ちゃんのこと一時期チラチラ見てた気がするし」
茜ちゃんは鋭いな。
拓也君とのセックスをふと思い出した。
一生懸命に私を愛する拓也君。あのセックスも良かったな。
最後彼の精液を直接子宮で受け止めたんだよな。
「何にもないよ。拓也君は何か言ってたの?」
「ううん、少なくとも私には何も言って来ないよ。」
「そっか...」
誰にも言わないって約束守ってくれてるんだ。
あの頃の男の子なら初体験なんか友達に言いたい筈なのに。
「何かあったんだね...。まぁ私には言いづらいよね。拓也の事も知ってるわけだし」
「...ごめんね。」
「正直、私さ拓也の事少し呆れてたんだよね。美樹ちゃん人妻だし、年もだいぶ上だしさ。アプローチしても意味ないじゃんって。」
「私も茜ちゃんの立場ならそう思うもん」
「でも今は、何か上手く言えないけど、二人がお互い納得できれば関係持っても良いかなって思うよ。」
「でも、付き合うとかは無いかな。」
「何で?」
「お互い独身なら良いんだけど私既婚者だからね。デートとか彼女らしいことしてあげられなから。付き合うってハードル高いよ。初めての彼女なら尚更そういうの気にせずに楽しんで欲しいからね」
「うーん。まぁそっか。仮に誰かに見られたとして、私と美樹ちゃんは同性だから一緒に出掛けてても違和感ないけど拓也となら、そうはいかないもんね」
「そういう事。だから無いかな。拓也君のことが駄目ってわけじゃないけどね」
そう言って、グラスを空にする。茜ちゃんがおかわりを注いでくれる
「そっか...」
茜ちゃんが押し黙る。少しすると言葉をつなげる
「何ていうか、昨日までエッチってこんな物だって思ってなかったからさ。皆、こんな気持ちいいことしてたんだって。私の元カレもさ、彼氏でもなかったけどさ、そりゃあ体目当ての相手も欲しくなるよなーって。騙してた事を許す気はないけどね。」
「そんな事思ってたんだ...」
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