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Born to be mine 番外編(ある日の咲希)
第8章 ある日その8
ショッピングモールをあてもなくぶらつくのも楽しかった。
結婚する前のコトを思い出した。
咲希はあの頃からなんも変わってない。
相変わらず笑顔が可愛くて天然で(笑)
楽しい時間はあっという間に過ぎるもんで、美優のお迎え時間になった。
保育園に向かう。
朝もそうやけどママさんたちの数が揃うとパワー感が凄い(笑)
「美優ちゃんママ、こんにちわ~(^^) 今日はダンナさんと? 相変わらずラブラブね~(^^)」
「へへへ(*^^*) いいでしょ!? ウチのダンナ様は世界一ですから( *・ω・)ノ」
よういけしゃあしゃあと人前でそんなん言えるな。
「休みの日は美優ちゃんの世話してくれるんでしょ!?
羨ましい。」
「それだけじゃないですよ~(^^) お掃除、洗濯、ごはんまでぜ~んぶやってくれますから( *・ω・)ノ」
『すご~い』
その場におったママさんたちが一斉にハモる。
そこからはダンナ談義で盛り上り始めたんでオレは少し離れてた(笑)
「陵ちゃ~ん!咲希ちゃ~ん!」
美優が出てきた。
ダッシュでこっちに向かってくる。
「美優~、お帰り~(^^)」
美優がボフっと咲希に飛びつく。
エエ~!? 休みの日ぃくらいオレんとこに先来いや~。
と思ってたら美優が戻って行く。
???
美優は振り向くと
「陵ちゃ~~~ん!!!」
と絶叫しながら全力疾走で向かってきた。
おおっ!!!
ならばオレも全力で応えるまで!
抱きついてきた美優を抱きしめると次は全力で空にブン投げた(笑)
一瞬やけど地面から2メートルちょいはあがったやろ。
美優をキャッチして降ろすと
「飛んだ~\(^^)/ 美優、空飛んだ~\(^^)/」
大喜びである(笑)
「あ~!美優エエな!エエな!咲希もして欲しいな~」
(°▽°)
はぁ!?
それはどこまでマジやねん!?
ま、エエか(笑)
咲希を引き寄せて高い高いの要領で上げる。
咲希の腰がオレの顔の高さまでが精一杯。
「無理っ!!!」
「エエ~!? 咲希そんなに重たくないで~!?」
「そうゆう問題ちゃう。」
その瞬間ハタと2人して我にかえる。
周りのママさんたちがニヤニヤしながらこっちを見てる。
「ねっ!? ウチのダンナ様素敵でしょ!?」