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Born to be mine 番外編(ある日の咲希)
第3章 ある日 その3
インフルエンザの高熱にうなされた悪夢の3日間が終わった……
今日は実家に避難させてた咲希と美優が帰ってくる。
早く会いたいんやけど、なんせ体力の消耗が激しい。
美優の相手出来るかな!?
2人が帰ってきた。
美優が駆け寄って来るかと思いきや、けぇへん。
ソファーに座ってるオレのトコにトコトコやってきて跨がると、ヒシと抱きついてきた。
咲希も横に座ってオレの腕しがみついて頭を肩に預けてくる。
「なんや??? いつもの元気はどこいったんや?」
「りょうしゃん、おねつやもん!」
「そうか……」
「みうがぎゅうしちゃげる。みうがなおしちゃげる!」
「ありがと……」
咲希は咲希でさっきから頭をグリグリ擦りつけてる。
「ははぁ~ん、さては2人とも寂しかってんな!?」
胸の辺りにあった美優の頭がずり上がってきてオレの頬っぺたに頬をつけた。
咲希もヒシと抱きついたまま相変わらすず顔をグリグリ。
5分ほどそうしてたかな?
オレのお腹から空腹の悲鳴が………
「あ(゜ロ゜)、お腹空いてるよね? オカユ作るから。」
「おぅ、頼むわ。」
立ち上がろうとする咲希の腕を掴んで引き寄せてちゅっ。
したらガシッと後頭部を引き寄せられてハードなちゅうのお返し。
「すぐ出来るから…」
そう言うて咲希はキッチンに。
「美優~、陵ちゃん美優がおらんで寂しかったよ~。」
甘えた声で言うてみる。
「みうおるよ~(^^)」
オレの頭をヨシヨシしてくれる。
こうゆうトコ、しっかり女のコやなぁ。
ん~、熱はキツかったけどこんなんもたまにはエエかな。
と萌えたある日でした。