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光の魔導師レド
第2章 クロエッツエル王国

「そりゃ大変だ!!オイオイ、バレたら、お前は、即座にお城に牢獄されるぞ!!!」
「知ってる!だからひっそりと平民に成り済ましてるんだろ!!!妖精だとバレたら、色々とめんどくさそうだから!!!」
「なるほどな、一理ある!!!」
レムは、感心したようにレドを眺める。
「お前、いくつなんだ?」
「ギクッ!!!それは聞かないで!!」
「何でだ?」
「うるさいな!!!」
レドの身長は、170cmくらいの細身だ。
金髪に青色の瞳をしている。
見た目は、14~16才に見える。
だが、レドの言動や落ち着き具合は、とても少年が持っているような"概念"にはほど遠く感じた。
「僕はね、移動魔法が使えなくなったときから、体の成長が止まってるんだよ、それが何か文句ある?」
「はっ?」
「だから!!僕は、君よりもずっと年上だってことさ!!!」
「俺は24才だけど?」
「僕は…教える必要ないよね?」
「ご主人様、ぜひ、知りたいです、ワン♪」
「あ―ウザイ…犬のくせに」
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