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光の魔導師レド
第1章 この世界を救うために…





啓太が璃子の手を取った瞬間、指輪から膨大な金色の光に体が包まれる。


「汝、光の精霊よ、我に力を借りたし、光の精霊マスタ―の元へいざ行かん!!!」


璃子が唱えると、丸い楕円状のブラックホ―ルが出現した。

その中へ、迷いもなく入っていく璃子。

啓太は、息が詰まり、何度も瞬きをする。

ス―ッ、シュっと、異次元空間に飲み込まれると、不思議と息が楽になった。

暗いが、璃子の周りに包まれてる金色の方円の外には、丸い空間がいくつも点在する。

その空間ひとつひとつが、異世界になっているのかもしれない。


「一体、何処へ向かってるんだ?」


「ごめん、分からない。あたしには、時空を操作する能力まで備わってないんだ!!!」


「じゃあ、行き当たりばったりって、ことか?」


「…そうとも言い切れない。何処かにいるはずなんだ、あたしの光の精霊マスタ―が!!」


「…光の精霊マスタ―?なんだ、それ?」


「あたしは、あたしの光の魔法を統べる人物を探している。世界を救うために…」


「…嘘だろ?」


「本当だ!あたしには、世界を変える程の魔力は、ないんだ…だから、あたしは、光の精霊マスタ―を探している!あたしの出来る限りの魔力で時空を超えて、彼らを探す異世界へ旅立つ!!」


「分かった、俺も手伝う!!!お前、時空を超えるのは、何度目だ?」


「10回目、けど、まだ、見つけられてない。だけど、もう、後には戻れないよな?」


「ああ…故郷には帰れないかもな…」


「ごめん、啓太。巻き込んで」


「いい、あのまま、あそこにいたら、俺も死んでた。」


「…なっ!!!」


その時だった。

大きな黒い渦の塊が近づいてきたのは。


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