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第2章 同棲生活

私たちは愉しく今夜も夕飯のおでんを囲み強かお酒を飲んでいた。
夏にはできない冬の愉しみのひとつでもある。

夕飯が済むと私は少し酔っぱらいながら片づけを始めた。
その片づけもアキラは手伝ってくれる。

おでんの入ったお鍋はそのままキッチンのガスレンジの上に置いておく。
冬なので痛む事もないだろう。

私が食器を洗ってゆくと、それをふきんでアキラが拭いて食器棚に仕舞ってくれる。
これは、毎晩の事だった。

アキラはとても私の家事に積極的に協力してくれるのだ。
とてもありがたいと感じている。

お風呂は仕事が休みの時は食事の前に入ってしまう。
なので、食事が済んで片づけが終わればお互いに何をしていても構わなかった。

少し寝るまでの間、アキラは自室でテレビゲームをしている様だった。
私はリビングのコタツに入り座椅子に腰かけてテレビを観ていた。

テレビを観ていると何だかお酒のせいか、ちょっと眠くなってくる。
私は、ひとり寝室のベッドに横になりに行った。

ちょっとだけうたた寝をしようとしていた時だ。

「彩ちゃん、寝ちゃった？」
「え？アキラくん？」

「起こしちゃったかな？」
「そんな事ないわ、ちょっとうたた寝してただけよ…」

「じゃ、まだ寝ないよね？」