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あなただけ今晩は
第5章 裂石温泉

露天風呂に入りに私たちは外に出た。
梅雨時期だと言うのに何故だか夜空には星が瞬いて見える。
露天風呂は19時から21時までは女性専用になる。
私たちが行ったのは21時過ぎだった。
私はまた宿から「ゆゆぎ」を貸して貰いそれを着て入ることにした。
露天風呂には何故だか誰もいなくて、私たち二人だけだった。
つま先から湯に入ってゆく。
アキラはちょっと豪快に湯船に入っていった。
湯に浸かるとアキラは私を後ろから抱きしめてくる。
こんな所を誰かに見られたらと思うと胸がドキドキしたのを覚えている。
抱き締めながらこう言ってくる。
「俺さ、本当に彩ちゃんと結婚できて良かったって思ってるよ…」
それを聞くととても嬉しくなる。
「私も、アキラくんと結婚できて幸せだと思うわ…」
「俺、彩ちゃんのこと幸せにするよ…」
これは、もうアキラの口癖になっていた。
私を幸せにすると彼はいつも口に出して言っていたのだ。
アキラは私の顔をグイっと後ろに向けるとキスをしてくる。
始めはフレンチに、やがてはディープキスへと変わってゆく。
その時だった。
人が入って来る気配を感じたのだ。
梅雨時期だと言うのに何故だか夜空には星が瞬いて見える。
露天風呂は19時から21時までは女性専用になる。
私たちが行ったのは21時過ぎだった。
私はまた宿から「ゆゆぎ」を貸して貰いそれを着て入ることにした。
露天風呂には何故だか誰もいなくて、私たち二人だけだった。
つま先から湯に入ってゆく。
アキラはちょっと豪快に湯船に入っていった。
湯に浸かるとアキラは私を後ろから抱きしめてくる。
こんな所を誰かに見られたらと思うと胸がドキドキしたのを覚えている。
抱き締めながらこう言ってくる。
「俺さ、本当に彩ちゃんと結婚できて良かったって思ってるよ…」
それを聞くととても嬉しくなる。
「私も、アキラくんと結婚できて幸せだと思うわ…」
「俺、彩ちゃんのこと幸せにするよ…」
これは、もうアキラの口癖になっていた。
私を幸せにすると彼はいつも口に出して言っていたのだ。
アキラは私の顔をグイっと後ろに向けるとキスをしてくる。
始めはフレンチに、やがてはディープキスへと変わってゆく。
その時だった。
人が入って来る気配を感じたのだ。

