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第8章 乳頭温泉郷

旅行当日…。
真夏の暑さ厳しい日が続いていた。

この日も朝から晴天でお天気にはとても恵まれたのだ。
今回もアキラの車で出かける事にした。

私はまた東北道だけ運転させてもらう事にしたのだ。
乳頭温泉郷は、車で川口(JCT)より東北自動車道に乗り、仙台方面に向かい盛岡ICより約1時間の所にある。

川口(JCT)から、直ぐ先にあるパーキングエリアで降り、運転を交代した。
そこから、盛岡まで私は運転してゆく。

盛岡ICからは道が分からないのでアキラに任せたのだった。

乳頭温泉郷は、秋田県仙北市、十和田八幡平国立公園内乳頭山の山麓に点在する温泉の総称の温泉郷だ。

標高600から800メートル付近に温泉郷が広がっている。
「妙乃湯」の他にも「鶴の湯温泉」という有名な温泉もあるのだ。

妙乃湯は軒先を流れる先達川の渓流が美しくせせらぎを聞きながらの露天風呂が入れる最高の温泉宿だ。

きめこまかなサービスと雰囲気は女性客に大変評価が高い。
妙乃湯には泉質のちがう自家源泉がふたつある。

ひとつ目は“銀の湯”温泉。
泉質は単純泉で無色透明だ。

とろんとした中性の柔らかく優しい温泉で身体を温める効果が高いのが特徴だ。
湯冷めしにくく、体温の上昇により免疫力アップが期待できる。

小さなお子様や皮膚の弱い人、強い温泉が苦手な人にお勧めの様だ。