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第8章 乳頭温泉郷

私と文恵と子供の琴美と美咲と4人で露天風呂に入りに行った。
この妙乃湯の露天風呂はとても広かった。

私はつま先から湯に浸かった。
そのお湯はとても柔らかでお肌に染みこむ様だった。

夜空には満天の星空が広がり、星々は光瞬いて見えた。
夜の温泉もとても素敵だと感じたものだ。

文恵や美咲とは今回初めて会ったが意気投合してもう顔見知りの様な感じになっていた。
そんな文恵がこう聞いてくる。

「アキラくんとは仲良くやってるの？」
「ええ、とても仲良くやってるわ…」

「ウチの人ったら、アキラくんたちが余りにも結婚に対してのんびりしてたから、凄いやきもきしてたのよ…」

「そうなの？」
「そうよ、ようやく結婚してくれて本当に安心したらしいわ…」

「ありがとう、文恵ちゃん…」
「いえいえ、アキラくんと幸せになってね…」

「ええ、幸せになるわ…」

私はこの文恵の言葉を聞いて本当に嬉しかったのだ。
アキラの田舎の友達からも祝福された結婚だと言える。

雅史の嫁の美咲もこう言ってくる。

「アキラくんと彩ちゃんて本当にお似合いだと思うわ…」
「そ、そうかな？」