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第8章 乳頭温泉郷

私が布団で横になっているとアキラが傍にやって来た。
そして、こう言うのだ。

「彩ちゃんて、身体柔らかい？」
「え？何で？」

「ちょっと試してみてくれないかな？」
「何を？」

「布団の上に正座してみて…」

私は言われたとおりに正座して見せる。
すると、アキラは正座している私の身体をそのまま仰向けに後ろに布団へと押し倒した。

私は、正座をして仰向けにされた状態で寝かされたのだ。

「苦しくない？」
「え？大丈夫よ…」

すると、アキラが手を貸して身体を起こしてくれた。
私は、何なのか意味が分からないでいた。

「彩ちゃんは、身体が柔らかいんだね、それなら大丈夫かな？」
「え？何が大丈夫なの？」

「え？それは後でのお愉しみだよ…」

アキラはそう言うと笑って見せるのだった。
そんな事をしていると隣の雅史の部屋から微かに美咲の甘い声が聞こえて来た。

「なーんだ、雅史んとこもヤってるんじゃん…」

そう言うとアキラはまた笑ったのだった。