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社会学者サクラ教授のAVフィールドワーク
第2章 第一章 セックスの探求
く、単に自分のカラに閉じ込もっているだけだろう。安全な社会でぬくぬくと育ったため、やけにプライドが高く、そのくせ心のもろい若者が増えているだけだ。異性に接するのが怖いのだろう。その証拠に、AKB48などというアイドルグループがすごい人気だし、アニメはカワイイ萌えキャラばかりだ。異性に興味がないのではなく、生身の異性と接する度胸がないのだ。とくに最近の婦女子は、ズケズケとものを言うからな。異性に興味がないとか言いながら、もしモデル並みの女性のほうからデートを申し込めば、ほとんどの男は躍り上がって飛びつくだろう。そう思わないかね?」
「思います。自分が『モテない』という事実を認めたくないのでしょう。俺はモテないんじゃない。俺はそもそも女に興味がないんだ、と」
「フム。君の研究は上手くいけば、今この国を破滅に追い込んでいる『少子化問題』の解決に役立つかもしれん。出来次第では厚労省に推薦してあげてもいい。そうなれば、君の教授昇格も近いだろう」
「ホントですか? 私はまだ二十六ですよ?」
「才能と年齢は関係あるまい。君は我が大学の看板学者の一人だ。君が出世してくれれば私の評価も上がる。学部長への抜擢もある。期待しているよ」
 そう告げて、藤代教授は話を締めくくった。
 部屋を出たサクラはため息をついて、自分の研究室に戻っていく。期待されるのは嬉しいのだが。サクラは、今の日本の少子化傾向は、解決できないだろうと思っている。世界有数の豊かな先進国で、アメリカほどの格差はなく、サバイバルでもない。国民のほとんどが共通の言語を話し、宗教対立や人種対立も、なくはないがテロに発展するほどではない。おそらく日本は世界一のユートピアだろう。そんなぬるま湯社会で育った若者たちがハングリーなはずがない。こんなことを言うと、すぐに女性人権家などが文句を言うが。セックスはハングリーでないとできない。性欲と暴力衝動は、同一ではないが、双子の兄弟のようなものだ。性欲旺盛な男は、暴力的な傾
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