この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
社会学者サクラ教授のAVフィールドワーク
第3章 第二章 理想のセックス
由貴と申します」
 と女性は自己紹介した。歳の頃は四十半ばか。シワや弛みが目立つが、美人の名残りが見受けられる顔だ。若い頃はモテただろう。ホステスみたいな派手なスーツを着ている。美由貴はテーブルを挟んだ、サクラの前のソファーに座った。
「経営者ということは、社長さんなの?」
「ええ。従業員八人の小さな会社なので。基本、お客様の応対は私がするんです」
「そうなんですか。八人で撮影されるんですか?」
「いえ、違います。我が社はAV製作会社ではないので」
「どういうこと?」
「我が社の業務内容は、ご存じですよね?」
「ええ。一般人に、AVの撮影を体験させてくれる、んでしょ?」
「はい。つまりお客様は、AV女優になるわけでも、AVデビューするわけでもありません。AVと同じシチエーションを体験していただくだけです。撮影した映像も、公開もしなければ販売もレンタルもしません。お客様の個人所蔵になります。流出を防ぐために、DVDに焼いてお客様にお渡しした後、映像データは消去します」
「ええ。サイトの説明で読んだわ」
「なので正確に言うと、我が社が製作するのはAVではないんです。アダルトビデオというのは、販売・レンタル用のポルノ作品のことですから。我が社が創るのは、お客様自身が自宅で観て楽しむだけの、個人的な趣味の映像です。市場に流通させる商品ではないので、AVではないんです。他に似たサービスがないので、例えるのが難しいんですけど、個人的な記念撮影ビデオのアダルト版、みたいなものです」
「なるほどね。市場で販売する商品じゃないから、成人式の時なんかに、写真館で記念に撮ってもらう写真と、カテゴリ的には同じわけね」
「そういうことです。なので、我が社はそもそもAV製作会社では
/179ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ