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第3章 第二章　理想のセックス

想について語ります。それから今度はフェラチオかオナニーですね。絡みは無しです。そして最後に、３Ｐのセックス。それで終了になります。これがだいたいの基本構成です。後はお好みで、ローションプレイを入れたり、アナル責めを入れたり、お客様の自由です」
「料金はどうなってるの？」
「それぞれのプレイを入れるごとに、少しずつ追加料金が発生します」
「どんな種類のプレイがあるの？」
「一応こちらに、大まかな種類は掲載してますが。お客様の細かいご要望に合わせて変更はできます」
　と社長の美由貴が別のパンフをテーブルの上で開く。
「電マやバイブによるアダルトグッズ責め、ローションプレイ、軽い緊縛などのソフトＳＭ、アナル責め、野外での青姦、３Ｐや４Ｐなど。ですね」
「それは、一つの作品で全部するものなの？」
「作品によりますけど。三つか四つはやりますね。平均して一つの作品で、三回から四回セックスします。ただ同じセックスするだけじゃ作品にならないので、少しずつ趣向を変える必要があるんです。手足を縛ったりディルドを使ったり」
「そうね。どうせＡＶを体験するんだから、全部やってみるわ」
「それぞれ料金がかかりますけど？」
「それは心配いらないわ。払うから」
「そうですか。男優さんはどうします？　一人にしますか？二人にしますか？」
「そうねえ。でも男優さんって、一回目のセックスから順番に、みんな違う人じゃない？販売してるＡＶ作品だと」
「そうですね」
「普通のＡＶと同じ作りでやるとすると、最低でも三回はセックスすることになるわけだから。三人はいると思う。最後が３Ｐだと四人かしら？」