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社会学者サクラ教授のAVフィールドワーク
第3章 第二章 理想のセックス
「それは違うな。地位や名誉に拘わるのは男や。女は感情の生き物やで。女っちゅうんはな、その時その時の、楽しい方・嬉しい方・気持ちいい方へと流れるんや」
「だとしても、大学教授よりAV女優のほうがいい、とはならないんじゃないの?」
「なるようにしたらええんや。大学教授よりAV女優のほうがええ、そう思うほど気持ち良うしたったらええんや。気持ち良過ぎて、もう何もかもどうでもよくなるほど、イカせまくったったらええんや。頭が真っ白になって何回も失神するほど、連続で絶頂させたったらええんや。もうセックスのことしか考えられんように、したったらええねん」
「……やり過ぎると、訴えられるわよ」
「この女が俺のマンコ犬になるんやったら、訴えられてもええわ」
「我が社はどうなるのよ? ウチまで巻き込まないでよね」
「心配いらん。俺はプロやで。トロトロに溶かしてメロメロにしたるわ。AVは究極の恋愛映画やて? オモロイこと言う女やで。俺がその『究極の恋愛』言うのんを、たっぷりと教え込んだるわ。俺から放れられんように、俺にべた惚れにしたるで」
「ちょっと。面倒なこと起こさないでよ」
「大丈夫や。アンタに迷惑はかけへん。それにその女自身がハードコアにしてくれて言うたんやろ? ほんなら遠慮はいらんやろ。希望通りにしたるで」
「なにをする気よ?」
「そうやな……。これから家でじっくり考えるわ。こっちからまた連絡する」
「くれぐれも、問題は起こさないでよね。お客様なんだから」
 分かった分かった。と豪太は適当に答えて帰っていく。
 美由貴はため息をついて、それを見送った。また何か企んでいるようだ。
 客である泉佐野桜が指名したので仕方ないが。できれば使いたく
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