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第5章 第四章　躾のセックス

なった。
　そんな時、またスマホにメールが着た。
　そろそろ撮影に入りたい。本番ではなく、打ち合わせも兼ねて、その前のイメージ映像を撮影したい。衣装などはこちらで用意します。ということだった。
　サクラはまた、益荒男豪太の事務所に出かけた。
　すると、バックが白の背景の写真スタジオのような部屋に通された。
　やけにスラリとしたイケメンの男が、三脚にセットしたデジカメを調節しながら、サクラに言った。
「今日はセックスは無しです。あなたのイメージ映像を撮りたいと思ってます。僕はカメラマンの池端です。よろしく」
「イメージ映像？」
「ええ。ＡＶを観たことあるならご存じだと思いますけど。いきなりセックスするわけじゃありません。ミュージシャンのビデオクリップみたいに、まずはＢＧＭを流して、出演する女優のイメージ映像が映ります。女優の紹介みたいなものですね。森林の中を散策している姿や、海辺で水着姿の映像とか。本を読んでる所や、ダンスなんかもあります。泉佐野さんは、作品をどういうイメージにしたいですか？」
「う～～ん、そおねえ……。イメージか。正直、考えてなかったわ」
「じゃあ、ロケは資金もかかるし手間だから、このスタジオで撮れる画を加工して、泉佐野さんの紹介映像にしたいと思いますけど、いいですか？」
「サクラでいいわ。泉佐野は言いにくいから。具体的にどうするの？」
「こちらに色々と衣装があるので、それらを着てポーズや動きを付けて撮影します。アイドルのビデオ撮影みたいな感じです」
「それでいいわ。お任せします」
　じゃあ今日はセックスなしか。とサクラは少しガッカリする。ま