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第5章 第四章　躾のセックス

た竜雄に抱いてもらえるかと、少し期待していたのだ。
　サクラと同世代に見えるスタイリストらしき女性が、ハンガーに吊るした三十着ほどの衣装から何着か手に取り、テーブルに並べた。
「まずはエレガンス系でいきましょうか」
　とカメラマンの男が選んだのは、大きく胸元が開いた黒いドレスであった。サクラはスタジオの端にある試着室で着替えて、出てきた。ドレスの胸元の切れ込みはヘソの下まである。Ｈカップの爆乳が、これでもかと飛び出していた。ドレスがはち切れそうである。なまなかな全裸より数倍エロい。スカートも前が短く後ろが長い。ムッチリとした太股が丸見えで、パンツまで見えそうだ。
「こ、これ、ちょっと、イヤラシクない？」
「そりゃ、ＡＶのイメージ映像ですから。扇情的で当たり前です」
「そ、それは、そうだけど……」
　池端は部屋の後ろにあるコンポを操作して、音楽を流した。軽快なリズムのジャズが、会話の邪魔にならない程度の音量で、部屋に流れる。
「じゃあ、撮影を開始します。サクラさん、適当にポーズを取っ手ください」
「え、ええっ？そんなこと、急に言われても、困るんだけど……」
「では、こっちでポーズを決めてもいいですか？」
「そ、そうね……。任せるわ」
「まずは上目遣いでカメラを見て、微笑んでください。はい、いいですよ。もう少しセクシーに、男を誘うような蠱惑的な感じで。そうです。その調子です。ではちょっと屈んでください。胸を強調して。小悪魔的な感じで」
　サクラは言われるままにポーズを取り、男を挑発するような微笑みを浮かべて、カメラのレンズを見つめた。もともと気が強く、目立ちたいほうなので。やってみるとなかなか面白かった。男を発情した女豹のように微笑んで男を挑発するのは、刺激的である。バックに流れている軽快でシックなジャズにも影響されて、サクラはし