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第5章 第四章　躾のセックス

はオマンコが見えそうである。
「まず、お名前は？」
「泉佐野桜です」
「年齢は？」
「二十六歳です」
「学歴を教えてください」
「慶応大学文学部卒です。その後、院の人文学部で博士号を取りました」
「ご職業は？」
「下総文化大学の社会学部で、準教授をしています」
「若いのに準教授ですか。それは普通なんですか？」
「ううん。かなり早いほうね」
「なにか素晴らしい業績を上げられたんですか？」
「研究を応用した娯楽本『セックス恋愛相談』て本がミリオンセラーになって、ちょっとした社会現象になったの。雑誌のインタビューとか対談とか、仕事がたくさんきて、コラムの連載なんかも依頼されて。自分で言うのもなんだけど、著名人になったのよ。それで
下総文化大学のほうから話が来たの」
「どんな研究をされてるんですか？」
「社会システムにおける『恋愛』と『セックス』の役割について、研究してます」
「具体的には？」
「つまり、この社会で一人の平均的な市民が幸福に生きていくためには、『恋愛』と『セックス』がどういう役割を果たせばいいのか、です」
「どういう『恋愛』と『セックス』をすれば、幸せになれるか、ということですか？」
「簡単に言えば、そういうことね。どんなに裕福でも、異性に愛されずインポでセックスもできないんじゃ、ぜんぜん幸せじゃないでしょ？逆に貧しくても、素敵な相手と思う存分セックスできれば、