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第5章 第四章　躾のセックス

「泉佐野桜、二十六歳、大学準教授です。社会システムにおける『恋愛とセックス』を研究しています。現代人にとっては『ＡＶこそ理想のセックス』と私は考えています。理想のセックスを具現化し、映像にして提供している。つまり『ＡＶは究極の恋愛映画』なんです。究極の恋愛を体験するため、ＡＶ一日体験に応募しました。すごく楽しみです」
「もう一度、もっと短いフレーズでお願いします」
「大学準教授、泉佐野桜、二十六歳です。恋愛とセックスを研究しています。『ＡＶこそ理想のセックス』『ＡＶは究極の恋愛映画』というテーマで研究しています。『究極の恋愛映画』に出演したくて、このＡＶ一日体験に応募しました。『究極の恋愛』を体験できると、すごく楽しみにしています」
「最後にフレーズだけお願いします」
「大学準教授、泉佐野桜、二十六歳。『ＡＶは究極の恋愛映画』です。『究極の恋愛』を体験できると、ワクワクしています。『ＡＶは究極の恋愛映画』です」
「はい、ＯＫです。いい画とフレーズがたくさん撮れました。では次は、今のフレーズを音楽に乗せて言いながら、ポーズをつけていきましょう」
　と言うと、池端はかなりアップテンポのポップスを流し始めた。
　サクラは少し戸惑ったが、体を動かしている内に、しだいにこなれていく。音楽に合わせて軽く踊り、カメラに向かってセリフを言う。
「ＡＶは♪　究極恋愛♪ＡＶは♪　究極恋愛♪　ＡＶは♪究極恋愛映画♪ＡＶは♪ＡＶは♪　究極の恋愛映画♪　究極の恋愛映画♪　ＡＶは♪究極の恋愛映画♪」
　人は音楽に合わせて体を動かすと、興奮してトランス状態になっていく。歌っているとさらに興奮する。サクラもしだいに興奮状態になっていき、どんどん動きが激しくなっていく。誰かを挑発するように巨乳を揺らし、腰をクネらせる。