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高校生の性春・日記帳
第16章 命日の契り
敬子さんは僕に夫の命日だと告白しながら、ゲームに負けたから好きにしてもいいと言ってベッドに横たわっている。
こ、これは、いったいどういう事なんだ?
ゲームの罰則と命日の供養とが混濁して、僕は動揺してパニくっています。
どう考えたって、命日にゲームをして不倫なんて不謹慎じゃないか。
だけど敬子さんはベッドに上がって待ち受けているのですから、何もしない訳にはいきません……てか、やるべき事は明白です。
僕はおずおずとベッドに上がり、敬子さんにまたがり眼を見つめます。
「お、おばさま……」
「ああん、おばさまじゃなくって、敬子って呼びなさい。琢磨くんがゲームに勝ったんだから、うふん」
「は、はい。あの、敬子さん、命日なのに、こんな事して……いいんですか?」
敬子さんは、夫との最後の記憶を思い浮かべるように、優しい口調で語ってくれました。
「あのね、夫が入院して亡くなる数日前にね、夫が寝ている病室のベッドに私は下着姿で潜り込んだのよ」
大胆な行動に僕はちょっと驚きでしたが、夫を愛する敬子さんの思いを察すれば、死別を覚悟した最後の抱擁だと理解できました。
「私はね、紐パンティを穿いてベッドに入ったのよ」
「えっ? 紐パンティを?」
「そうよ。だって、脱がしやすいでしょう」
「ええっ? 脱がしやすいって? まさか、病院のベッドで……ヤッたんですか?」