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高校生の性春・日記帳
第1章 プロローグ
しばらくしてサキちゃんが風呂場から出てきました。
お母さんはまだ風呂場で女の子たちの身体を洗ってあげているのでしょう。
バスタオルを身体に巻いて出て来たサキちゃんに、お母さんの妹の絵麻(えま)叔母さまが寄り添って下着を着せています。
「サキちゃん、パジャマは持って来たの?」
「ううん、夏は暑いから、いつも下着で寝てるんだよ」
「そっか、じゃあ、これでいいわね。風邪をひかないように、タオルケットをかけて寝るのよ」
「はーい。ねえ、おばさま、私、琢磨(たくま)お兄ちゃんと一緒に寝たいなー」
「あら、いいんじゃないの。琢磨くん、一緒に添い寝してあげなさいよ」
「うん、いいよ」
サキちゃんはオシャマでちょっと太っちょだけどブスじゃないから、僕は嫌気なく受け入れました。
そして叔母さまは、サキちゃんのお兄ちゃんに声をかけて、一緒に寝ましょうねと誘って布団へと向かいました。
サキちゃんのお兄ちゃんは小学6年生で、おとなしくて物静かな性格ですから、叔母さまに声をかけられたら黙って従うだけです。
その時はとても自然な流れの成り行きでしたから何も思わなかったんだけど、今思えば、叔母さまとサキちゃんのお兄ちゃんとが一緒の布団に入って、何もなかったんだろうかといぶかしく勘繰ってしまうのです。