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高校生の性春・日記帳
第30章 お父さんは気づいてた

僕は股間のチンポを両手で隠したまま、身じろぎもできずに背筋を硬直させています。

なにしろ僕は、お父さんの妻であるお母さんと裸で抱き合って、許されざる近親相姦をしていたのですから。

お父さんの口からどれほど憤怒の言葉が吐き出されるか分かりません。それなのにお母さんは、開き直って問い返したのです。

そしたら意外にも、お父さんの口ぶりは穏やかで、言葉は理にかなっていたのです。

「琢磨も年頃だからなあ、精液が溜って我慢できないことがあるだろう。そんな時に、電車の中で痴漢をしたり、学校で女生徒を強姦したんじゃあ罪になるだろう。なんとか処理してやるのが親の責任であり義務だろうと思って、黙って見逃していたんだよ」

「まあ、いつから気づいてたんですか?」

「半年ほども前だったかなあ、その日も夕食を終えてコーヒーを淹れて、お前は琢磨の部屋へ向かったんだけど、暑い夏の日だったからブラウスを脱いで胸をはだけるのは分かるけど、キッチンの陰でわざわざ黒網のタイツを穿いているのをチラリと見たんだよ」

「まあ、見られてたのね」

「どうして琢磨の部屋へ行くのに、わざわざ性欲をそそるような黒網タイツなんか穿いて行くんだ。おかしいなと思ってテレビの音を消していたら、琢磨の部屋から喘ぎ声が聞こえてきたんだよ」

「そうだったんですか」

「いつから二人でセックスを始めるようになったんだ? どうして親子でそんな関係になったんだ?」


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