この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
高校生の性春・日記帳
第7章 7月20日 勇樹の告白
勇樹は煮え切らない僕にとどめを刺すように、欲望をあからさまにして強い口調でたたみかけてくるのです。
「オレはお袋を説得するぜ。なあ琢磨、考えてもみろよ、オレのお袋も、お前のお袋さんも、近親相姦という背徳の罪をすでに犯してるんだぞ。オレのお袋は息子を誘惑し、お前のお母さんは叔父さんと不倫までしてるじゃないか。もう、オレたちはみんな、モラルの一線を越えてるんだよ」
言われてみれば確かにそうだ。お母さんが叔父さまに抱かれ、狂ったように悶えていた姿が目に浮かぶ。
勇樹はくさびを打ち込むように追い詰めてくる。
完全にその気になっているから、熱が入って説得力があるのです。
「オレたちから誘いをかければ、必ず興味を示して乗ってくる。若くて新鮮なチンポをつまみ食いしてみたいと欲がでるだろう。息子の友達のチンポをつまみ食いしたって、罪にはならないと考えるだろう」
そこまで勇樹に煽られれば、もう、拒否なんかできません。
「う、う、うーーーん」
「決心したのか? いいんだな?」
「う、うん」
「よし、決まりだ。オレは今日の夕食にニンニク料理をお袋に催促する。それで明日の早朝、オレが交換の説得に成功したら、お前もお袋を説得しろよ。いいな?」
「う、うん」
僕は勇樹に押し切られたような格好ですが、実は、心の奥底で背徳の誘惑に駆られていたのです。僕の淫らな煩悩が、勇樹のお袋さんに牙を剥いていたのです。