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12歳年下の彼と入籍する話
第1章 7月の…旅行の後の話……
『はい、これで完成』
『グラスん中にちっこい
グラス入ってもーてんやん』
『あのねぇ、ライト。これは
そいう言うもんなんだってば、
ボイラーメーカーってカクテルだよ』
『巴ちゃん、もう1セット
グラス頂戴や、俺にも作ってぇや』
「もう、1セットね…」
『ピルスナーグラスだけでいいよ
洗い物…増えるの大変でしょ?』
と、いう有翔さんの言葉に
來翔さんが不満そうにしてたので
まだショットグラスはあるので
1セットにして持って行ってあげた。
『巴さん、これ…
凄い…ウイスキーの香りはありつつ
ビールののど越しの良さも加わって
いい感じに、飲みやすいですよ~』
『ボイラーメーカーは、
パーティーでワイワイしたい時にも
オススメのカクテルだからね…』
そう言いながら有翔が、來翔の分の
ボイラーメーカーを作っていて。
巴さんも味見どうぞと、港斗君が
こっちにグラスを差し出してくれたので
2口ほど飲ませて貰ったんだけど。
有翔さんが言うには、スタウトの様な
黒ビールの癖が強めのビールも
こうして飲むとマイルドになって
ついつい飲み過ぎてしまうのだとか…。
ビールで中和してるとは言え
元々はウイスキーな訳で…
いい感じに…來翔さんと
港斗君は…出来上がって来つつあって。
有翔さんは…缶ビールに直接
ウイスキードボドボ入れててたから
ウイスキー率が高い…ボイラーメーカーを
自分で作って飲んでる感じで…。
いや、有翔さんは飲んでも酔わないけど…。
ほろ酔いの…頃は…完全に通り過ぎて。
双子から…葵ちゃんがから
小林君とのえっちについての
なんか色々聞いて無いかって言われて。
葵ちゃんからは、前に
初めての彼とのえっちが…
その…良い思い出が
無かった感じの事は聞いていたから。
その……セックスってこんなに
気持ち良かったんだって
あの七夕の夜に驚いただとか、
身も心も満たされて充実してると言うか、
満足してると言うか…みたいだよ…とは
濁し濁しにしながら…双子には
葵ちゃんが話をしていた事を
オブラートで巻き巻きしつつ
伝えたには伝えたんだけど。