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12歳年下の彼と入籍する話
第1章 7月の…旅行の後の話……

ちょっと抵抗もあるが…
これは…味を調えてある奴だしと。
グラスの半分だけで…とお願いして。
彼に琉球ハブボールを作って貰って
それを…恐る恐る飲んでみたんだけど。

「んん??え?これ…甘いんだけど?」

『そうでしょ?琉球ハブボール
結構甘くて、飲みやすいですよね?
ハーブの香りもあるから、
どっちかと言えば女性向けの味ですよ』

甘すぎる感じがするから
ちょびっとクエン酸を足して。
酸味を加えると、これが良い感じで。
クエン酸入りハブボールを
ついついお代わり…してしまった。

食わず嫌いならぬ…飲まず嫌いを
してしまって…ちょっと後悔……。

『コーヒー淹れたら、
一緒にこっちでエビちゃんが
買って来てくれたエール・エル
食べませんか…って2人に
僕が、声掛けてみますね』

そう言いながら、最近買った
デロンギのコーヒーメーカーの
スイッチを押していて。

『デロンギのAmazon限定の
コーヒーメーカー、高いから
悩んでたんですけど、
買って良かったですよ。
全自動で豆を挽く所から
ぜーんぶ、コイツがやってくれますし』

1度に2杯のコーヒーを
自動で淹れてくれるから
ある程度の抽出が出来たタイミングで
港斗君が外の2人に声を掛けて。
中に入って来る様に促すと、
双子がぞろぞろと戻って来て。

『うわっ、めっちゃ
コーヒー豆挽いたみたいな
ええ匂いしてんやん』

『あっ、それもしかして
デロンギのコーヒメーカー?
前に来た時無かったけど
もしかして買ったの?』

『そうなんですよ、良いでしょ?
ずっと欲しいなって思ってた
んですよねぇ、デロンギのやつ。
でも10万するし…どうしようって
思ってたんですけど…。
自分への誕生日プレゼントに
これ、買ったんだよ…飲むでしょ?』

『へぇ~いいなぁ…デロンギ。
家のコーヒーメーカー
シロカの全自動のやつだけど…
見た目もいいよね、デロンギのやつ』

葵ちゃんが買って来てくれた
7月の限定味のエール・エルの
ワッフルケーキを双子の前に出して
好きなのを選んで貰った。

「今、お皿とフォーク用意しますんで」


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