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12歳年下の彼と入籍する話
第1章 7月の…旅行の後の話……
港斗君が2人の前に、
いい香りのしてるコーヒーを置いて。
ワッフルを選んで貰ってる間に、
取り皿とフォークを用意して
それに乗せてもらう様に前に出した。
港斗君が自分と私の分の
コーヒーもセットしてくれていて。
『わぁ、めっちゃどれもええやん。
どれにするか、悩むんやけど…』
『じゃあ、十勝あずきミルクで…』
來翔が悩んでいる間に
さっさと有翔が選んでしまって。
來翔も…しばらく悩んで、
イチゴと北海道ミルクに決めた様で。
『巴が、先に選んで良いですよ?』
「え…、どれにしようかな…
こっちも…気になるし…
こっちも…気になる…な……」
巨峰と、瀬戸内レモンチーズで
悩んだんだけど…。
瀬戸内レモンチーズにして。
『巴ちゃん、さっきの
あれ残ってんの食べてもええ?』
と言って、來翔さんが
ブルスケッタの残りを
食べたいと言って来たので。
お皿に移し替えた物を出して。
もぐもぐとそれを食べながら、
コーヒーをチェイサーにしつつ
琉球レモンサワーを飲み始めて。
有翔さんは、ウイスキーを
普通に残ったコーヒーに入れて
ウイスキーのコーヒー割りにしていて。
『僕…家でもするんだけどさ。
ウイスキーにコーヒーを豆のまま
沈めて漬け込んで、コーヒー豆漬け
ウイスキーにして飲むんだけどね。
飲む時にオレンジをスライスして
入れて飲むと…美味しいよ…』
夏場だったら、それを冷やした
炭酸水でコーヒーウイスキーの
ハイボールにしたら美味しいよって
お好みでミルクや生クリームを
加えても美味しいと教えてくれて。
『え、それ…美味しそうですよね?
巴さんも飲んでみたいですか?
家に普通にコーヒー豆あるし
ちょっと、…やってみましょうか…』
有翔さんのオススメの
コーヒー豆漬けウイスキーを
試してみたい気分に
私も港斗君もすっかりなってしまって。
保存容器を煮沸消毒して置く事にした。
お風呂のお湯張りも終わったので、
先に來翔さんにお風呂に入って貰って。
その間に、有翔さんはまだ
飲み足りなさそうな感じだったので
自分が持って来ていた日本酒を
残っていた氷で日本酒ロックにして飲んでいて。