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12歳年下の彼と入籍する話
第1章 7月の…旅行の後の話……

ああ、そうそう…この味
この味だわ…パピコ…と。
自分がパピコ…食べるのって
何年ぶりだろうと…考えながら。

アイス…買うのってパルムか
ピノか…白熊とかだから…。
後は、セブンのオリジナルの…
フルーツのアイスとかで…。

10年以上ぶりに食べたパピコに
懐かしさを感じながら。
昔妹と半分こしたりしたなぁと
そんな事を巴は思い出していた。

そんな事をしている内に、
ヘアサロンから港斗君が帰って来て。

『すいません、ただいま戻りました』

その後は、港斗君が大和を見てくれて
妹は夕飯の支度をすると言って
ここなちゃんを連れて孝明さんと帰ったので。
また夕飯が出来る頃に、LINEしてくれる
みたいなので。歩いて行ける距離だし
彼と大和を実家まで送って行く事にした。

港斗君は…泳ぎ方を大和に教えていて
バタ足の練習に付き合っていた。

『そうそう…バシャバシャ~って
良い感じ、良い感じ、上手上手…』

坪庭に続くガラス戸の所の
カーテンは開いてあるから
中庭の様子がキッチンで夕飯の
支度をしていても良く見える…。

『巴さぁ~ん、僕思ったんですけど
妹さんにLINEして下さいよ。
大和君このまま、家で
夕飯を食べて貰ってお泊り
しても良いですか?って』

と彼が大和にこのまま
家に泊って貰おうと言いだしたので
うちには何度か大和は、
お泊りをしてるし
一緒に旅行もしたぐらいだし…。
夜に履く紙パンツとか
パジャマを持って来て貰うぐらいだけど…。

「ちょっと待って妹に
ちょっと、LINEしてみるから」

妹からは、嬉しいのスタンプが
嬉しい、ありがとう、お願いの
3連続でスタンプが届いて。

それから20分程したら、
孝明さんが大和のお気に入りの
ぬいぐるみとか、パジャマとか
お泊りに必要な物をアンパンマンの
リュックに纏めて届けに来てくれて。

明日の朝の8時頃に
大和を迎えに来てくれるみたいだ。

大和が泊るんだったら、
ちょっとメニューを変えたいし。
居る物を買い出しをしに
近所のスーパーに行って。


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