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12歳年下の彼と入籍する話
第4章 2024年8月9日

さっきまで自分達が居た
テラスのテーブルのある方を
港斗が見上げながらそうぼそっと
気になっている事を呟いていて。

あの双子は…、淡路島でわりと
淡路の女の子呼んであの別荘で
パーティーとかしてそうだけど。

『モテるにはモテるけど、あの2人は
結婚とは…縁遠そう…ですよね…』

「うーーん、まぁ本人たちが
それでいいって思ってるんだったら
私はそれでいいと思うけど……。
もし、同じ子を好きになったりとか
そんな風になったりとかするのかな?」

まぁ…好みのタイプが2人共
全然違いそうだから、
好きな子が被る事は…無いかと。
そんな事を思いながら
ジョッキをサーバーにセットすると
自動でジョッキにビールを注いでくれる。

『こんなにあると、嬉しくなりますよね』

「港斗君は、それ5杯目だよね?」

『そうですよ、後2杯で
ビールコンプ出来ますね…。
あ、ついでにローストビーフも
お代わり貰って、帰りましょうよ』

大丸神戸店のビアガーデンは
食べ飲み放題120分で、
大人5800円だから
飲み放題が付いてると思うと
わりとリーズナブルな価格だと思う。

ビールを汲んで戻ると
4人は楽しそうに談笑していて。

『こう言うビアガーデンもええけど、
オリエンタルホテルとか、
あっこのラ・スイートとかの
ホテルのビアガーデンもええよなぁ…』

『確か、国際会館でも
ビアガーデンやってたよね?
涼しい所で飲むよりも、
外の暑さを感じながら飲む
キンキンに冷えたビールは美味しいよね?』

そう言いながら有翔は
もうビールは飲んでなくて
ウイスキーをジョッキで飲んでるけど。

それは…ハイボールなのだろうか?
ただの…大きなロックのウイスキー?
色を見る限り…ウイスキーに近い
ハイボールなんだろうけど…。

『んで、アルトお前は
さっきからそれ、何飲んでん?』

『ああ、これ?これは
ウイスキーの梅酒割だけど?
梅酒をウイスキーで作ったりとか
あるぐらいだから、相性良いよ?
梅酒多めにしたら、女性も
飲み口が甘いから飲みやすいと思うけど?』

2人も飲む?と有翔さんが聞いて来て
葵ちゃんがどうしますか?と
こっちの助けを求めて来て。


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